年頭あいさつ(令和7年)
更新日:2025年01月24日
町民の皆様へ、謹んで新年のご挨拶を申し上げます。
合併によって芦北町が誕生し、この1月1日で20年を迎えることができました。
この間、町政発展のためにご尽力いただきましたすべての方々に深甚の感謝を申し上げますとともに、町民の皆様と共に20年の節目を喜びたいと思います。これまでを振り返りますと、悲喜交々があった20年でありました。
特に、令和2年7月豪雨災害は本町に未曽有の被害をもたらし、多くの方が被災者となりました。泥まみれの家屋や町並み、寸断された道路、原型を留めない農地、深く抉られた山肌など、変わり果てたふるさとの姿は今も鮮明に記憶しています。
発災から4年6カ月。すべての被災者の住まい再建が完了し、災害復旧工事も9割近くが完成しており、順調に進捗している状況です。
発災後の令和2年12月には、待望久しかった町道射場芦北線が開通し、イベント時の渋滞緩和、通学路の安全確保などの効果が発現しています。加えて、創造的復興のシンボルとして総合コミュニティセンターが落成し、文化振興や教育・子育てなど、様々な交流拠点として活用いただいています。さらに、令和6年12月には、湯浦地区に地域優良賃貸住宅(友田団地)が完成。良質な住環境の提供によって、移住定住の促進や子育て環境の充実につなげるなど、創造的復興の歩みも進めています。
また、1月1日の記念すべき日に、本町出身の井川龍人選手(旭化成)がニューイヤー駅伝にて、7区アンカーを務め、驚異のスパートで歓喜のゴールテープを切りました。区間新記録の快走であり、新年早々明るい話題を届けてくれ、新春満福の1年を予感させる出来事となりました。
我が国においては、人口減少問題が経済や社会保障、地域社会の維持など、様々な分野に影響を与えています。地方はより顕在化した状況ですが、食料供給、国土保全機能など、地方の発展なくして国の繁栄はありません。社会全体が縮小していく時代となりましたが、その中においても、次代を見据えた創造的復興、町民の安全・安心な暮らしの実現に向け、各種事業を積極的に展開して参ります。
結びに、本年が町民の皆様にとって希望に満ちた素晴らしいものとなりますことを祈念申し上げ、年頭のあいさつといたします。
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